太閤の湯殿館で有馬の歴史にふれる

お得なチケット 体験レポート

有馬温泉の極楽寺には、太閤秀吉が作らせた湯山ゆのやま御殿が存在したとの伝承があったものの、現存する絵図等がないため、長年その存在が明らかにされることはありませんでした。

しかし、1995年の阪神・淡路大震災で倒壊した極楽寺庫裏くりの再建にともない行われた発掘調査で、湯山ゆのやま御殿の一部と見られる岩風呂蒸し風呂、庭園の跡が発見されたのです。

この時に発掘された遺構や数々の出土品の保存・公開を目的として、1999年4月にオープンしたのが太閤の湯殿館です。

外観

外観

遺構は茶器や瓦などの数多くの出土品とともに神戸市文化財史跡の指定を受けており、小規模ながらも、秀吉がこよなく愛した有馬温泉の歴史にふれることができるおすすめの施設です。

入館料は一般200円児童及び生徒100円です。金の湯銀の湯の入浴料、太閤の湯殿館の入館がセットになった3館券は1,000円で、別々に購入するより400円お得です。

券売所

券売所

こちらは蒸し風呂の遺構です。出土した状態で展示し、その直上に復元模型が設置されています。当時の入浴の様子や風呂文化の変遷も紹介されています。

蒸し風呂の遺構

蒸し風呂の遺構

蒸し風呂の遺構

蒸し風呂の遺構

こちらは岩風呂の遺構です。屋根をもつ建物や周囲を囲む塀のようなものの存在が確認されなかったため、露天風呂として楽しまれた可能性があるそうです。

岩風呂の遺構

岩風呂の遺構

写真中央に見える岩の亀裂を伝わせて湯を流し込んでいたそうです。

岩風呂の遺構

岩風呂の遺構

美しく見事な龍紋棟飾り瓦。出土した龍の破片をもとに復元したものが展示されています。

復元した龍の飾り瓦

復元した龍の飾り瓦

湯山御殿で発掘された瓦、茶器、碁石等、様々な出土品が展示されています。

出土品の展示

出土品の展示

有馬温泉の歴史に関する展示です。
衰退していた有馬の再興に力を注いだ秀吉は、奈良時代の僧 行基、平安時代末期から鎌倉時代の僧 仁西とともに、有馬温泉の発展に寄与した人物として「有馬の三恩人」と呼ばれています。

有馬温泉の歴史

有馬温泉の歴史

有馬と太閤秀吉に関する展示です。
秀吉が千利休らと有馬で度々茶会を催したことは有名ですが、多くの武将に湯治をすすめ、その費用も面倒を見たこと、有力者や家族へも湯治への心配りをしていることからも、有馬が秀吉にとって大切なもてなしの地であったことが感じ取れます。

有馬と太閤秀吉の展示

有馬と太閤秀吉の展示

湯山御殿で発掘された蒸し風呂と岩風呂を5世紀ぶりに再現したものが、人気の温泉テーマパーク「太閤の湯」の中にあります。この遺構を見学してから湯に浸かり、秀吉の時代に思いをはせるのも良いですね。

有馬温泉の歴史にふれることができる太閤の湯殿館へぜひ一度お出かけください。

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