有馬温泉 7つの泉源巡り

体験レポート

有馬温泉は日本最古の温泉で、「有馬温泉の泉質・効能」にてご紹介のとおり、世界的にも珍しい多くの成分が混合した温泉です。

有馬温泉街には7つの泉源が存在しており、その全てを歩いて見て回ることが可能です。有馬温泉にお越しの際、散策を兼ねて泉源を巡ってみるのはいかがでしょうか?

有馬温泉の泉源を効率良く巡るためには、有馬温泉観光総合案内所にてウォーキングマップを入手すると便利です。

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泉源巡りのスタート地点は有馬温泉観光総合案内所

ウォーキングマップには、距離が短い順に、「瑞宝寺公園コース(940m)」「鼓が滝コース(1100m)」「歴史コース(1360m)」「泉源コース(1450m)」「六甲ハイキングコース(4600m)」が紹介されています。

ちなみに、ウォーキングマップと同じ案内板が有馬温泉街の所々にあります。

銀の湯前にある案内板

銀の湯前にある案内板

それでは、「泉源コース(1450m)」を参考に、有馬温泉の泉源を巡りましょう。

太閤泉

太閤泉は、金の湯の場所に湧く銀泉源の飲泉場です。

昭和41年に枯渇で一旦廃止されることとなりましたが、阪神大震災後に再び湧出しました。

平成14年に金の湯入り口の横に瓢箪型の「太閤の飲泉場」を設置し、現在は気軽に温泉の味が味わえると多くの観光客に人気です。

【銀泉源】
泉質:ナトリウム塩化物高温泉
温度:42.3℃

太閤の飲泉場

太閤の飲泉場

御所泉源

御所泉源は、人気のカフェ「チックタク」の道路を挟んだ向かいにあります。

泉源の横は坂道となっているため、坂道の上からは、周囲の小さな庭園と湯気が立ち上る泉源の上部がよく見えます。

金泉には塩分と鉄分が多く含まれ、特に塩分濃度が日本一の温泉として有名です。妬泉源の金泉は、この御所泉源を通り、各旅館に運ばれています。

【金泉源】
泉質:含鉄ナトリウム、塩化物強塩高温泉
温度:83.5℃

御所泉源

御所泉源

御所泉源

御所泉源

極楽泉源

極楽泉源は、極楽寺・太閤の湯殿館の裏手、入口は銀の湯の通り沿いにあります。

かつて、太閤秀吉が有馬に訪れた際に、戯れに「ここに温泉が湧き出たら、異国までもが我が手に入る前兆ならん」と杖を持って地面を突き、そこから温泉が出たという逸話も残っています。そのことから別名「願いの湯」とも呼ばれています。

【金泉源】
泉質:含鉄ナトリウム、塩化物強塩高温泉
温度:94.3℃

極楽泉源

極楽泉源

極楽泉源のやぐら

極楽泉源のやぐら

炭酸泉源

炭酸泉源は、炭酸泉源広場の中にあります。

炭酸ガスを含んだ温泉で、昔は砂糖を入れてサイダーとして飲まれていました。炭酸せんべいの由来ともなっています。

鐘つき堂のような建物の下にある、丸い石の中に炭酸水が湧いていますが、現在は飲用禁止となっています。炭酸水を飲んでみたい方は、炭酸泉源手前左手にある水飲み場をご利用ください。

【銀泉源】
泉質:単純二酸化炭素泉
温度:18.6℃

炭酸泉源

炭酸泉源

泉源の水は飲まないように!

泉源の水は飲まないように!

妬(うわなり)泉源

うわなり泉源は、妬神社と「有馬ジェラテリア Stagione」の間の小道を入ったところにあります。

かつては、妬神社そばの小さな井戸からお湯が湧いていましたが、この湯が枯れたため、現在の位置に新しい泉源が作られました。時折、泉源から蒸気が立ち上る様子を見ることができます。

美しく化粧をした女性がそばに立つと、お湯が嫉妬して噴き出したという事から妬湯と名付けられたと伝えられています。

妬泉源の金泉は御所泉源を通り、各旅館に運ばれています。

【金泉源】
泉質:含鉄ナトリウム、塩化物強塩高温泉
温度:93.8℃

妬(うわなり)泉源

妬(うわなり)泉源

妬(うわなり)泉源

蒸気が立ち上る様子

天神泉源

天神泉源は、湯本坂にある「川上商店」と「まめ清」の間の赤いポストを目印に、小道を100mほど進んだ天神社の境内の中にあります。

泉源は地下185mからくみ上げられ、98℃のお湯がゴボゴボと音をたてながら、湯けむりを立ち上げています。

泉源周囲に柵がないため、有馬温泉の泉源の中でも記念撮影におすすめの泉源です。

【金泉源】
泉質:含鉄ナトリウム、塩化物強塩高温泉
温度:98.2℃

天神泉源

天神泉源

神社入口

神社入口

有明泉源

有明泉源は、日帰り温泉施設「康貴」の裏手にあります。2つの高いやぐらが目印の泉源です。

1942年に掘削された「1号泉」は稼動しておらず、現在は「有明2号泉」のみが稼働しております。

私有地のため、中に入ることはできません。

【金泉源】
泉質:含鉄ナトリウム、塩化物強塩高温泉
温度:90.1℃

有明泉源

有明泉源

有明泉源

有明泉源

今回は有馬温泉ウォーキングマップの紹介コースを参考に

太閤泉 → 御所泉源 → 極楽泉源 → 炭酸泉源 → 妬泉源 → 天神泉源 → 有明泉源

の順にてご紹介しました。(※ウォーキングマップ上に太閤泉の記載はありません。)

時間がない方は、有明泉源は省略しても良いかなというのが個人的感想です。

有馬温泉観光協会の公式サイトによると、有馬温泉では今でも浅い場所(300mまで)からの採湯としているそうです。

技術の進歩により、1000m以上も掘削した温泉があちこちにある今の時代とは違って、その昔、自然の力で湧き出た温泉が今なお変わらず湯をたたえ、多くの人々の心と体を癒し続けていることは素晴らしいですね。

有馬温泉の歴史を感じながら、泉源巡りを楽しんではいかがでしょうか。

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